黒い家 / 貴志祐介

 

黒い家 (角川ホラー文庫)

黒い家 (角川ホラー文庫)

 

 

受賞歴

第4回(1997年) 日本ホラー小説大賞受賞
 

内容紹介

若槻慎二は、生命保険会社の京都支社で保険金の支払い査定に忙殺されていた。ある日、顧客の家に呼び出され、期せずして子供の首吊り死体の第一発見者になってしまう。ほどなく死亡保険金が請求されるが、顧客の不審な態度から他殺を確信していた若槻は、独自調査に乗り出す。信じられない悪夢が待ち受けていることも知らずに……。恐怖の連続、桁外れのサスペンス。読者を未だ曾てない戦慄の境地へと導く衝撃のノンストップ長編。第4回日本ホラー小説大賞受賞作。
 
 
 
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久しぶりに読みました、本を。
何かと理由つけてまったく読んでなかったのですが、この本はずっと前からちょいちょい読んでて、何日もかけて読み終えたのです。
そんなに長いって感じの小説でもないのになんでこんなに時間がかかってしまったのか…。
 
そんなこんなで今回は「黒い家」を読ませてもらいました。
この本の作者である貴志祐介の小説はすごく好きで、「新世界より」「クリムゾンの迷宮」「天使の囀り」「悪の教典」「青い炎」と読みましたが、どれもすごく好きな内容で今回の「黒い家」も手に取ってみました。
「クリムゾンンの迷宮」と「天使の囀り」はホラー作品なのですが、今回もホラー作品でしてサイコパス的な内容の小説です。
悪の教典」もサイコパス的な内容なのですが、今回はまたひとつ違った感じで保険金殺人に関する小説です。保険金とかの内容が無知な僕でしたが割かしスムーズに読めました。
 
 
この本の主人公が保険会社の社員であって時間に関与してるんですけど、どうも危険な方向に自らを進めてしまってる感が拭えなかったです。でも、スリリングな展開で後半にかけてでてくるちょっとグロテスクな内容は本当に好きでした。まったくありえないような話ではなく日常の中のホラーな内容なので想像もしやすかったのかな。
 
 
ホラー小説に興味ある人は読んでみるとよい本かもしれないです。
(個人的には「天使の囀り」のほうが好みでしたが!)